ヘッドハンターの独り言

「運」のカラクリ

「運」のカラクリ

人の『言葉』が、自分の考え方・習慣・人生に大きく影響を及ぼすことがあります。きっとそのような経験がある方は多いのではないでしょうか。
私の場合には、アニメの『言葉』が自分を大きく突き動かしてくれることがあります。

最近ですと、『ブルーロック』という漫画原作のサッカーアニメのセリフです。
「“運”はどこにでも存在するものじゃなく、落ちる場所にいる者にしか舞い降りない」
このセリフにハッとさせられました。

*『ブルーロック』の設定と今回のシーンを簡単に。
ブルーロックは、日本を舞台にしたサッカー漫画です。
現実世界でも近年躍進がすさまじい日本サッカー会ですが、ワールドカップでの優勝にはなかなか手が届きません。
その原因を「圧倒的なストライカー」が生まれないことだとして、メッシやネイマールのような、ただ一人の日本代表ストライカーを生み出すためだけに作られたストライカー育成機関が『ブルーロック』です。主人公の男の子はライバルたちと競い合いながら、日本代表をワールドカップ優勝に導くストライカーを目指します。

今回のシーンは、最強のライバルとの試合です。決勝のゴールを主人公が決められる状況を作り出すことに成功。誰しもが主人公の勝ちを確信した時、最後の最後でボールは偶然ライバルの頭上に落ち、ゴールを決められて敗北してしまうというシーンです。

主人公は、最後は運が悪かった。運という不確定なものだけで自分は負けたんだ。と悔しがりますが、そこで『ブルーロック』の責任者が主人公に対して冷たくも放ったセリフです。つまり、ボールが落ちてくる可能性を少しでも考え、足を動かし続けたライバルの行動の結果だと。

冒頭のセリフはこう続きます。
「確かに最後は運が勝敗を分けたのは間違いない。ただ、運が巡ってきたとしても、傍観していただけのやつはそのチャンスを無駄にする。そりゃそうだよな、偶然に対する心構えができていないんだから。」
アニメだから言える、なかなかのセリフですね。

ただ、現実世界においても、“あるある”だなと感じました。
すぐに結果に結びつけるための行動のほかに、先々役に立つだろう情報を得るための行動もしている人が、プラスにつながる機会を逃さずゲットしているように感じます。情報不足にならないよう、常にアンテナを張っているというイメージでしょうか。

キャリアの選択においても情報はとても大切だと思います。
私たちプロフェッショナルバンクでは、転職活動を始めていらっしゃらない方にもヘッドハンティングの際にお声がけをしております。そのタイミングで実際に移籍(転職)までご支援するケースもありますが、中長期的なお付き合いをさせていただくケースも多くございます。

現職に留まることがベストな方。キャリアを積んで数年後に転職するのがベストな方。転職によってより良いキャリアが実現できる方。お話しさせていただいた先で辿り着く結論は人それぞれです。

キャリアの選択における“運”のカラクリは、ご自身で情報を検討した先に起こる“必然”かもしれません。

検討するための情報や選択肢をご提供することが私たちの仕事の一つです。
まずは転職を選択肢の一つとして検討してみるのはいかがでしょうか?意思決定のご支援が出来ましたら幸いです。

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