ヘッドハンターの独り言

なぜの探究

なぜの探究

本日は私が仕事において、また人生においても大切にしている考え方である【なぜの探究】についてお話させていただきます。

アメリカのサイモン・シネックというコンサルタントの方の講演で世界的に大きな反響を呼んだ「WHYから始めよ!」というお話があります。
彼はそこでビジネスにおいて事業を進める際になぜ(目的)→なにを(戦略)→どうやって(戦術)の順番で進めること、また、なぜを探究すること自体の重要性を唱えています。

こちらの内容をビジネスシーンで例えてみると、新商品の開発する際に、何を開発するかではなく、最初になぜ新商品を開発するのかの目的を探究することで、自ずとどんな商品を開発すべきか、どうやって開発すべきか見えてきます。

またリーダーとして部下に指示を出す際にも、最初になぜその指示を出しているのかを明確に示すことで、指示の意図を理解してもらい、同じ目線で業務を進めてもらうことができます。
順番だけでなく、なぜを探究し常に明確化していることが大切です。

定例化している社内会議で「これなんの為にやっているのだっけ?」ふと疑問が出ることはよくあります。
それはどこかで会議をすることのゴールはなにか、目的が希薄化してしまっている為です。
明確な目的を設定し、それを日頃からメンバー全員で共通認識を持つことができていれば、会議は主旨が脱線することなく、内容もより建設的なものになることでしょう。

私は職業柄、お会いする方々の転職という人生の選択に立ち会わせていただく機会が多くあります。
「業務内容に惹かれて」「給与を上げるため」「家庭の時間を増やすため」転職を決断される理由は十人十色ですが、皆様に共通していることは、人生をより良くするため、言い換えると幸せになるためにした決断という事です。

人生の選択のシーンにおいても、「なぜこの業務がしたいのか」「給与を上げたいのか」「なぜ家庭の時間を増やしたいのか」というように、なぜの探究をすることで、人生で大切にしていることの解像度が高まり、自身で納得のいく決断をすることができます。

私はそんな皆様の幸せになるための人生の選択についてキャリアの側面から、きっかけや目的から一緒に考えご支援できるよう日々奮励してまいりたいと思っております。

この記事を読んでいただいた方が、【なぜの探究】の重要性を感じていただき、特にご自身の人生を改めて見つめ直すきっかけなれば幸いです。

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