ヘッドハンターの独り言

感情のキャッチボール

感情のキャッチボール

今まさに、WBCの決勝戦で日本が優勝した瞬間を見ていました!
元気・勇気を与えてくれた日本選手に拍手を送ります!
「ありがとうございます。そして、おめでとうございます!」
個々の強さももちろんありますが、日本のチームワークの良さには驚かされます。

今日はそんなチームワークにも通ずる能力のお話をご紹介します。
皆さんは、人と会話するときに心がけていることはございますか?
私は、自分や相手の感情に着目しながらコミュニケーションをとるように心がけています。

「EQ」をご存じでしょうか。
少し前に流行ったので、ご存じの方も多いかと思いますし、今ではマネジメント研修やチームビルディングでも導入されております。導入目的としては、従業員のエンゲージメント向上や部下への接し方の見直し等(=パワハラ防止)、従業員の定着に主眼を置かれている企業・団体が多いようです。
※EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、「心の知能指数」と呼ばれており、1990年に米国の心理学者ピーター・サロベイ氏とジョン・メイヤー氏により研究された理論です。

IQは「頭の良さ」と解釈されておりますが、EQは「人の感情を感じ取る能力と、自分の感情をうまくコントロールし利用する能力」とされています。

私がコミュニケーションを取る際に、特に心がけていることは、「共感」「傾聴」「自己主張」です。

お忙しい中、ご自身のキャリアをお話頂くお時間を頂戴しておりますので、「共感」「傾聴」しつつ、「自己主張」せず、まずはお話を最後まで聞くように日々特訓しております。そうなのです、日々特訓です。プライベートでは「自己主張」する方ですが、面談の中では途中で話の腰を折らないように「自己主張」低めにしております。

「IQ」を上げることは難しいですが「EQ」は努力次第で上げることが可能な能力なのです。また、EQを構成する4つの能力は「感情の識別」「感情の利用」「感情の理解」「感情の調整」があります。

「感情の識別」⇒相手の気持ちを感じて察する能力
(例)〇〇課長、今日は機嫌が良さそうだな。と認識すること

「感情の利用」⇒その場に応じた気持ちを作る能力
(例)今朝、妻とひどい喧嘩をしていて気持ちが落ちているが、今は仕事中!〇〇課長も機嫌がいいから、私も元気に振舞おう!心機一転、よし!頑張るか!という気持ちになること

「感情の理解」⇒相手の気持ちを考える能力(感情の背景には何があるのかを考える)
(例)〇〇課長の機嫌が良い理由ってなんだろう?さっき社長と話していたから何か良いことを言われたのかな?

「感情の調整」⇒自分の感情の識別・理解・利用をし、実際に行動に移すこと
(例)〇〇課長は今日機嫌が良いから、このタイミングであの案件の相談にいこう!

え?これがEQ能力なの?と思うように、日々、皆さんもこのような感情・行動・発言を瞬時にされていると思います。
ただ未だに私も、あまり考えずに発してしまった言葉が原因でその場が固まることもあります(感情の理解が乏しい)。(苦笑)
ですので、私自身も日々特訓しております。
※4つの能力が高い方はハイパフォーマーに多い傾向があると言われております。

また、EQ以前に関係性を構築する上で、相手の好きなこと、興味関心のあることや元気になる言葉を知ることは良好な関係を築く近道だと思っています。
※現職では私が「あるアニメが好き」と公言したことで、ありがたいことに、グッズやその情報を頂くことで私のテンションが上がり、とても幸せな気持ちになります。

逆の立場に立ってあらためて思うのですが、相手の好きなことや元気になる事柄を知っておくと従業員の定着にも効果的だと思います。

せっかくお会いできたのも何かのご縁ですので、一期一会を大切に、気持ちよくコミュニケーション取れるよう引き続き日々精進してまいります。

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