数字で見るヘッドハンティング(1) ~ 「24%」 ~

数字で見るヘッドハンティング(1) ~ 「24%」 ~

ヘッドハンティングによる転職と聞くと「今以上の収入や待遇」というイメージが強いと思います。ですが、この常識から外れ、大幅な年収減を伴う転職を決断するケースがあります。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

キャリアアップだけが転職ではない

タイトルにある「24%」という数字は、当社で転職を決められた方々のうち「年収減となる転職をした方の割合」です。あくまでも当社の実績数値であって、広範囲な調査統計ではありません。ですが、ヘッドハンティングに関していえば、さほどの誤差はないと考えられるでしょう。つまり、ほぼ4人に1人の方が「たとえ年収が減っても、この会社に転職したい」と希望し、実際に転職を決断しているのです。
「キャリアアップ」という言葉どおり、転職とは自分のキャリアプランを描きながら、役職や業務内容、裁量権、年収などを高めていくために行うものです。特に年収は、多くの人にとって重要な要素でしょう。
ですが、年収アップだけが転職の判断材料ではありません。仕事の内容が自分の興味と合っていたり、これまでの経験を活かせるものであったりするなど、そうした理由で転職を決める人は意外と多いのです。

外資系と日本企業のビジネスパースンの傾向

外資系の金融マンたちは、転職先での待遇を気にする傾向が見られます。彼らは、今以上の役職や年収が約束されていないと、なかなか転職しようとはしません。ヘッドハンターとしてターゲットを口説いていても「オファーに応じるかどうかはギャラ次第」という意向を感じることは多々あります。
一方、日本のビジネスパースンは、お金だけではなく、そのほかの要素も含めて総合的に判断する傾向があります。「どのようなポストで、どんな業務を任されるのか」「自分の力をどれほど発揮できるか」「経営者の考えや人柄に共感できるか」。もちろん、年収も大切ですが、それだけを偏重することはあまりありません。いくつもの要素を見比べてから答えを出そうとします。
もちろん例外はありますし、どちらが正しいという話ではありません。いずれにせよ、ヘッドハンティングを成功させるためには、ターゲットが何を重視しているのかを知り、そこに重点を置いて口説いていくことが必要になります。

お金以外の大切なポイントとは?

では、全体の24%の方が重視している「お金以外の大切なこと」とは、いったい何でしょうか?その、おもなものを挙げてみましょう。

・自分の希望を実現できるか、自分の能力を活かせるか
自分の実力を存分に発揮して、やりたいことができる環境というのは、誰にとっても魅力的なものです。ある程度、経験を積んだミドル層にとっては、お金に換えることのできないものでしょう。

・十分な裁量権が与えられているか
前項とも関連しますが、やりたいことをやり切るには、それだけの権限が必要です。上司や部下、他部署との連携をとりつつも、大きな権限を与えられれば、のびのびと仕事に打ち込むことができます。

・企業理念や経営者への共感
「この会社に身を置きたい」「この社長といっしょに働きたい」。こうした感情的な共感は、人を動かす大きなモチベーションになります。特に大企業から中小企業に移籍する場合には、不可欠な要素です。

このほかにもさまざまなポイントがありますが、共通するのは「やりがい」です。自分の能力や知識、経験が求められており、それを存分に使うことで組織の成長に役立ち、さらに社会にも貢献できる。それを転職によって実現できるのであれば、少々年収が下がってもかまわない。24%の方は、こうした考えで転職に踏み切っているのです。

人によって異なる「転職を決断する理由」

最終的に転職を決断する理由はいくつもあり、代表的なものとしては「会社の風土が合わない」「キャリアアップのため」「給料への不満」「会社の将来への不安」「仕事の幅を広げたい」などがあります。
ただし、何を重視するかは年代によって異なるようです。例えば、30代であれば自分の将来を正確に見通せないだけに、「能力を磨いてさらに成長したい」という意欲が強い一方で、就労環境や条件も向上させたいという意識があります。しかし、スキルを身に付け、経験を積んだ40代以上のミドル層であれば、定年までのキャリアを想像できますから、現職の将来性によっては「たとえ収入は下がっても、転職してやりがいのある仕事をしたい」という意識が芽生えてくることもあるのです。

「安定」を取るか「やりがい」を取るか

私たち、ヘッドハンターがアプローチするターゲットは、能力値の高い、優れた人材ばかりです。組織の中で重要なポジションに就き、それに見合った報酬や待遇を得ています。あえて今以上の環境を求めなくても、十分に安定した将来が保証されているといえるでしょう。そのため、転職意欲が薄く、口説き落とすのが難しいケースが多いものです。
ですが、「将来にわたる安定よりも新たなチャレンジを選びたい」という方も、ゼロではありません。彼らにとっては、ヘッドハンターの提案は自分の中に眠っている可能性を引き出す、大きなチャンスに思えるのでしょう。結果として、そのチャンスをつかみ、安定よりもやりがいを選んで行動する方が24%もいるのです。
人生の岐路に立ったとき、どちらに進むかは本人次第です。ですが、「自分にとって一番大切なものは何か」を考えて決断することが、正しい選択をするために大切なことなのです。

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