焦りすぎず、恐れすぎず

「現職1社しか経験したことがないので、転職を考えています」

最近このような理由で転職を検討されている方とお会いします。
一昔前では考えられないものであり、時代の変化を感じます。
終身雇用が崩壊し、1社で長く勤め続けることが美徳とされていた時代から、自身のキャリアに深みを持たせ、より自己実現を叶えることの出来る環境に身を移す方へ年々増加している印象です。

周りの同僚や友人の転職を見ていると、このままで良いのだろうかと焦燥感に襲われる方もいらっしゃるでしょう。
とは言え、自分も転職をしなくてはと考えるのは、少し気が早いのではと感じています。

私が転職相談を受けてまずお話をさせていただくことは、「本当に転職をする必要があるのか」ということです。
転職候補先のある程度の情報量やご入社後のイメージを共有することは可能です。
しかしながら、転職をすることが、その方にとって正しい選択かどうかは誰も答えを持ち合わせていません。

その際、アドバイスをさせていただいていることは、より自身がワクワク出来る環境に身を置くことだとお伝えしています。
人それぞれプライオリティは異なりますが、現職と比較してどちらの方が幸せになるイメージを持つことが出来るのか。

私の仕事は、意思決定の為の情報提供や、壁打ち相手。そして、現職と比較できるほどの魅力的な案件のご紹介を行うことだと考えています。
実際に転職活動をしてみた結果、転職という選択をしなかった場合でも逆に現職への愛着が深まることや、向かうべきキャリアの方向性が見えてきた等のポジティブな意見をいただくケースが多いです。

転職は人生を左右するライフイベントだと考えております。
だからこそ焦る必要はないですが、行動を起こした結果、見えてくる景色や得られることも多いと思います。
皆様が悩まれた際に、お力になれるエージェントになれるように、日々研鑽していきます！