ヘッドハンターの独り言

薩摩の教え

薩摩の教え

自分自身が常にこういう姿勢でありたいと思う言葉の一つです。

薩摩藩で代々引き継がれた教えで、現在においても人材登用法や企業進化論に通ずる考え方であり、ビジネス上でもそうですが、人生に置き換えても非常に的を射た言葉だと私は考えます。

薩摩藩の人材を評価する上での基準の考え方と聞きます。 薩摩(鹿児島)出身者は確かに昔も今も強烈なリーダーシップを発揮する人が多いですね。 例えば(敬称略)西郷隆盛、大久保利通、島津斉彬、五代友厚、稲盛和夫、山田淳一郎…。

① 何かに挑戦し、成功した者
② 何かに挑戦し、失敗した者
③ 自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
④ 何もしなかった者
⑤ 何もせずに批判だけしている者
⑥ 批判をし、人の足を引っ張る者

私どもは人材紹介・ヘッドハンティング事業活動の中で成功されている超一流のビジネスマン・ビジネスウーマンの方と接する機会が多いのですが、まさに上記の基準通りだなとしみじみ思います。

起業しているオーナー社長はもちろん①②タイプですが、経営者ではなくとも突出した成果や評価を受けている方も同じく①②タイプです。 そういう方たちはそもそも失敗するとも思っていないし、失敗しても失敗ではなく次の成功のための経験だと思っている方が大半です。

一方でとても頭の回転が良く、物事も良くご存じで知識も豊富、お人柄も人格者であり人望もおありな方と推察できる、ただなぜか不幸な転職を繰り返している、なぜか年収が経歴に見合ったものではない方は④⑤のタイプが多いような気がします。

もちろん転職・年収はご本人だけの問題ではなく、環境に依存するものでもあるので一概には言えないのですが、話をよくよく聞くと結局コメンテータ的な視点で物事に向き合っている方が多いように見受けられます。

せっかく一度の人生、愚痴ばっかりこぼして過ごすのはつまらないですよね。 常に自分が当事者であり、主役でいたいものです。 と言いつつ私自身もその時の気分や状況によっては流石に⑥にはならないのですが、④⑤になっているなあ、と反省しながら本稿を書いております。

求職者の方が①②のお気持ちになれるような企業様、その逆に①②の人材を企業様にご紹介できるようなエージェントでありたいと思う次第です。

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