「5月病」とキャリアのモヤモヤ 〜いまこそ自分と向き合うタイミング〜

ゴールデンウィークが明けると、何となく気分が乗らない、朝起きるのがつらい、仕事に身が入らない、そんな「5月病」のような状態に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。私のもとにも、例年この時期になると「今の仕事、このままでいいのか悩んでいて…」というご相談が増えてきます。
実はこの「5月病」、キャリアについて考え直す大切なサインかもしれません。4月の人事異動や組織変更で環境が大きく変わった方、新年度の目標に気持ちがついていかない方、そんな“ズレ”を感じ始めるのが5月。ですが、それが一時的な疲労によるものなのか、それとも本質的な価値観とのギャップなのかは、簡単にはわかりません。
だからこそ、自分に問いかけてみてほしいのです。「自分は何にやりがいを感じるのか?」「3年後、どう在りたいか?」「今の仕事はその方向に近づいているのか?」と。答えが出なくても構いません。考えること自体が、自分のキャリアに主体性を取り戻す第一歩になります。
ヘッドハンターとして、転職のご相談だけでなく、そうした“もやもや”を言葉にするお手伝いもしています。必ずしも今すぐの転職が答えではなくても、話すことで霧が晴れることもあります。
気分が晴れない今こそ、自分自身と静かに向き合ってみませんか。5月は、次の一歩を考えるきっかけになる季節かもしれません。