ヘッドハンターの独り言

VUCAな時代のリスクオフ・インビテーション

VUCAな時代のリスクオフ・インビテーション

みなさんヘッドハンティングの案内を受け取ったことはありますか。

私は、これまでメーカーで製造・生産技術・調達購買・営業職を経験するなかで、
自分自身がヘッドハンティングの案内を受け取ったこともなく、上司や同僚から
ヘッドハンティングで声が掛かったという話を聞く機会もなかったので、とても
縁遠いものだと思っていました。

そんな私が「何故」ヘッドハンターに転職をしたのかというと、メーカー営業職
として顧客の求める製品ニーズ(品質・価格・納期)に対して、社内のリソースを
活かして、顧客のニーズに応えるかで、とある社内部門の人材リソースが足りず
顧客の求めるニーズに応えきれていないことに課題感を感じていました。

社内でも人材リソース不足に対して、社内人材育成や中途採用募集を掛けたものの
勤務地が地方都市ということもあり、課題解決が難しい状況が続いておりました。

そんなある日、テレビでミドルクラスのヘッドハンティング特集を見る機会があり
自社に限らず、他社でも人材リソース不足による課題が多いということを知り、社内
からではなく、社外から課題解決を図る方法もあると知ったことがきっかけです。

前置きが長くなりましたが、私自身はヘッドハンティングで声が掛かった際には、
話を聞いて比較検討すること自体にはリスクもデメリットもないと考えています。
なぜなら、現職と比較検討するなかで魅力を感じなければ、断れば良いだけなのですから。

それ以上に、“信頼できる”ヘッドハンターと出会えた際には、将来を見据えて良好な
関係を構築しておくことをおすすめします。

理由としては、先行きが不透明で将来の予測が困難な状態といわれるVUCAな時代の
なかでは、計画通りにものごとが進むこと自体が難しく、その都度状況を的確に捉えながら判断が必要となるOODAループが必要だと感じております。

現代に於いて「現職は生涯安泰」とは誰しもが自信を持って言い切れない状況のなかで、人生のターニングポイントに必要な存在として、業界の情報を豊富に持っている信頼できるヘッドハンターと繋がりを持っておくことで、思ってもみなかった新たな出会いや視野が広がるはずです。

■VUCAとは?
「変動性(Volatility)」「不確実性(Uncertainty)」
「複雑性(Complexity)」「曖昧性(Ambiguity)」

*関連記事としてこちらも併せてご覧ください

VUCA(ブーカ)とは?予測不能の時代の企業に必要な変革・人材マネジメント

■OODAとは?
「観察する(Observe)」「状況を理解する(Orient)」
「決める(Decide)」「動く(Act)」

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