ヘッドハンターの独り言

“前兆がない”という恐ろしさ

“前兆がない”という恐ろしさ

ホークス球団、12連敗。
なんと、南海ホークス時代以来の54年ぶりの不名誉な記録だそうです…。

さて、この不名誉な記録の何が恐ろしいかというと、“前兆がなかった”ということです。では、定量を振り返らせてください。

12連敗を喫する前までは、直近5試合で4勝を挙げてパ・リーグ首位。
打率ランキング上位5人のうち、4人がホークスの選手という状況でした。

つまり、この大型連敗の要因は、テクニカル面ではなく、メンタル面による影響が多くを占めていたと私は考えています。

「やっぱり連敗したか~」と「なんで連敗しているのだろう」は、同じ大型連敗でも、雲泥の差です。

“前兆がない”から焦る。「こんなはずじゃない」という思いは、負の連鎖を生じさせ、断ち切るきっかけを遠ざけてしまうのですね。ファンとして痛いほど分かりました。

では、どうするか。あえて、“前兆をつくる”ことです。
言い換えると、原点回帰のポイントを明確にしておくということでしょうか。

ふと、何か歯車が嚙み合っていないな?と思う瞬間が、仕事をしていればきっとあるでしょう。

これはつまり、負の連鎖への前兆ですから、ちょっと頭を整理してみて、どこで歯車が狂い始めたのだろうか?何か変えたことはあったかな?上手くいっていた時にしていたことは?と問いかけてみます。

こうすることで、原因が見つかりやすくなります。
正しい道だけを進むことが良いとは思いませんが、正しい道に戻る術を常に持っていることは、重要な人生の武器になるでしょう。

ホークスでいえば、
・柳田選手をDHで起用して打者に専念させる
・出塁率の高い近藤選手を3番から2番にして、繋ぐ打線を意識させる
・同点の場面でも、勝ちパターンの継投策を講じる

といったように、基本に立ち戻るという考え方が重要なのだと思います。
そういえば、連敗を止めたあの試合、前の試合までライトを守っていた柳田選手がDHとして打者専念で臨み、試合を決定づけてくれました!

人それぞれ、前兆となるサインがあるはずです。
ちなみに、私の前兆は口内炎です。
自信をもって仕事ができていないと、体が教えてくれるのです(笑)
ありがたい話ですよね。3回に1回は自分のせいですが!

これを読んでくれた皆さまも、前兆を気にしながら生活をしてみると、仕事との向き合い方に変化があるかもしれませんよ!

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