好きこそものの…
照りつける太陽、真っ青な空、鳴り響く金属音、地鳴りのような大歓声、今年も大好きな甲子園の季節がやってきた。中学生の頃以来だろうか、ひたむきに白球を追う高校球児に魅せられ、一日中テレビ、ラジオにかじりついてきた。
そんな自分自身は小学生時代、野球部に所属していた。ただ、当時は野球の面白さが分からず、全くと言っていいほど楽しくなかった記憶がある。正直、練習に行くのも苦痛であった。
今、小学生の息子が地域の少年野球チームに所属している。基本、土日がチームの活動日なのだが、毎週末の練習をとても楽しみにしているようだ。毎日プロ野球、MLBをチェックし、時間があると本人から「キャッチボールをやろう」と誘ってくる。
この先、どこまで野球を続けるかはわからないが、小学生の時期にここまで好きなこと、熱中できることに出会えたのは幸せなことなのでは、と思っている。
NBAで大活躍する八村塁選手が以前、こんなことを語っていた。
「自分自身、中学時代にバスケに出会って、以来、NBA選手を目指して日々練習してきたが、そのことを頑張った、努力したとは全く思っていない。ただ好きなことをとことんやり続けただけ」
日々、様々な業界の方々とお会いさせていただいているが、やはり活躍されている方々は自らの仕事を楽しまれており、何よりその話をする目が輝いている。そんな方々のお話を伺うとこちらもその熱にあてられ、テンションが高まってくる。これからもそんな方々との出会いを楽しんで日々の業務に取り組んでいきたい。