ホラクラシー組織は日本でも浸透する?知っておくべきリスクとは

ホラクラシー組織は日本でも浸透する?知っておくべきリスクとは

会社にはいろいろな経営手法がありますが、そのなかで近年急速に注目を集めているのが「ホラクラシー組織」という形態です。とくに欧米の企業で導入されている手法ですが、日本にも徐々に広まりつつあります。では、ホラクラシー組織とは一体どのような組織なのでしょうか。
そのメリットやリスクについて紹介します。

ホラクラシー組織とは

ホラクラシー組織とは、社内に上下関係や役職、階級のない組織のことです。
これまで、日本の企業のほとんどはホラクラシー組織と対極にあるヒエラルキー組織でした。経営に関わる重要な決定は経営陣が行い、役職のない社員は上層部の指示に従うという構図です。
しかしホラクラシー組織になると、意思決定権が一部の限られた社員ではなくメンバー、一人ひとりやチームに与えられます。
社員全員が自分に与えられた役割とルールのなかで意思決定権を持ち、より主体的に業務にあたることができる組織です。

ホラクラシー組織のメリット

ホラクラシー組織にはいくつかの大きなメリットがあります。
1つ目は「社員の主体性の向上」です。
ホラクラシー組織においては、社員一人ひとりやチームが重要な決定をすることが増えていきます。ひとりの社員が複数の役割を持って多くの決定を下すこともあります。自分の働きや決定が会社に大きな影響を与えることが分かっているため、モチベーションや主体性の向上へと繋がるのです。

2つ目のメリットは、「意思決定のスピードアップ」です。
ホラクラシー組織では、ルールのなかでの決定であれば社員やチームが独自に決定を下すことができます。つまり、上司の承認得るというプロセスが必要ありません。そのため、決定までのスピード、決定から業務に取りかかるスピードが向上します。

3つ目に「コミュニケーションの活性化」がメリットとして挙げられます。
社員一人ひとりやチームに意思決定権が与えられるため、社員がより責任感を持ってさまざまな提案をするようになります。とくに、上司の評価を気にする必要がなくなるので、より自由な意見交換ができるはずです。加えて自分で決定を下す機会が増えるので、社員の成長によい影響を与えます。

4つ目は「業務の効率化」です。
ヒエラルキー組織では社員をマネジメントする業務を行う管理職がいましたが、ホラクラシー組織では管理職が必要なくなるため、より多くの時間を業務に充てられます。

ホラクラシー組織の役割分担

ホラクラシー組織は社員が独立して働くのではなく、サークルと呼ばれる大きな役割を果たすグループの中で社員一人ひとりが小さな役割を果たしていく仕組みになっています。
そのためホラクラシー組織の中にはリードリンク、ファシリテーター、セクレタリーという役割が存在します。
まずリードリンクは、サークルの目的を達成するための指針を示す役割があります。
リードリンクに大きな決定権があるのではなく、あくまで社員に仕事を割り当てたり、仕事の優先順位を指示したりする業務です。

次に、ファシリテーターはサークルの調整を行います。
サークル内での業務が指示通りに行われているか、ルールを逸脱していないか、納期に間に合うように業務が進行しているかをチェックします。会議の際には発言を促したり、協議が深まるように導きます。
3つ目のセクレタリーは、記録を取る役割を果たします。
会議の予定を立てたり、議事録を作成したり、会議で決定されたことを誰が行うかを周知したりします。

ホラクラシー組織導入のリスク


ホラクラシー組織には多くのメリットがありますが、導入に際してはリスクについても知っておく必要があります。
まず、組織全体をコントロールするのが難しくなります。管理職が存在しないため、社員の業務の監督や機密情報の保護が困難になる可能性があります。
また、全社員が平等に同じ情報にアクセスできるようになるため、社員一人ひとりが機密情報の取り扱い方法に通じている必要があります。

また、社員がしっかり働いているか管理が難しくなります。経営者は、社員が怠けずに働いてくれること、承認プロセスがなくても正しい決定を下してくれることを信頼しなければならないのです。ホラクラシー組織が正常に機能するためには、社員全員が目的意識と責任感を持って働くことが重要です。
もちろん、会社側も主体性のある人材を採用し、採用後は社員が目的意識を持てるような環境を整えるべきです。なかにはホラクラシー組織に合わせられない社員もいるので、すでにヒエラルキー組織として機能している企業がホラクラシー組織を導入する際には、細心の注意を払う必要があるでしょう。

ホラクラシー組織の導入でより柔軟な経営を

ホラクラシー組織は、まだ日本国内で導入している企業の少ない経営手法です。しかし社員の能力を高め、よりスキルアップさせるためには非常に有効な方法といえるでしょう。
日本でも、わずかではありますがホラクラシー組織を導入している企業が存在しており、今後も増えていくことが予想されます。この機会にホラクラシー組織の導入を検討し、より柔軟でスピード感のある経営を目指してみてはいかがでしょうか。

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