人事ねた

近年話題のオンライン面接を成功させるためのコツと、おさえるべき2つのポイント

近年話題のオンライン面接を成功させるためのコツと、おさえるべき2つのポイント

インターネットのSkypeなどを利用して採用面接を行うことで近年話題のオンライン面接。
企業側としても、オンライン面接は地方や海外の優秀な人材を獲得したり、即戦力となる中途採用の人材確保のために大変役立つ手段です。そこで、オンライン面接に向く職種など、おさえるべきポイントを解説します。

オンライン面接における企業側のメリットとデメリット

オンライン面接は応募者側からすれば移動時間や費用を節約できてとても便利なものですが、企業側からは下記のようなメリットとデメリットがあります。

【メリット】
1.海外や地方など、遠方の人材に採用間口を広げられる
人口が多い都市部での採用活動は一見合理的なようですが、他の企業との競争も激しくなってしまいます。オンライン面接なら、海外や地方など、遠方まで採用の間口を広げられるため、優秀で多様な人材へより多くアプローチできます。

2.面接回数を多くできるため、よりマッチした人材を確保できる
オンライン面接であれば、応募者は移動の時間と費用がかからず、企業側も会議室の確保や応募者の誘導といった手間を省けるため、面接の回数を多くできます。そのため求める人材をミスマッチなく採用することができます。

【デメリット】
1.ネットワークのトラブルで中断してしまうリスクがある
オンライン面接では、通信回線にトラブルが起きたり、機器に不具合が生じたりして面接が中断してしまうリスクがあります。不具合が起きた時の対応については事前連絡をしておく、その場ですぐにメールできるようなテンプレートを用意しておくなど、もしもの時に備えておくと良いでしょう。

2.対面の面接よりはコミュニケーションが希薄になる
オンライン面接では、どうしても実際に対面する面接よりはコミュニケーションが希薄になるリスクがあります。
この対策として、会社紹介や面接の内容(志望動機など)をあらかじめメールで交換しておいたり、最後の15分は応募者からの質問に答えるなど時間配分のルールを決めておくと良いでしょう。

オンライン面接を成功させるためのコツは目的の明確化

採用企業側としてオンライン面接取り入れて成功させるコツは、やはり目的を明確化することにあります。現在の採用活動で、一番問題となっている点を絞り込んだうえで導入を検討しましょう。

例えば、応募者が少ない、入社する人材がなかなか増えないという場合。オンライン面接を導入するというのも1つの案ですが、まずはその前に会社自体を詳しく知ってもらうことが必要かもしれません。面接だけでなく、会社説明会や質疑応答をオンラインで行うことも有効でしょう。

また、逆に玉石混合の膨大な応募者の中から優秀かつ自社に合う人材を見つけるのが困難だという場合。対面の面接に向けて人数を絞り込む前の段階で、短時間のオンライン面接を複数回行うことができれば、書類面接の段階で取りこぼされていた人材にも可能性が広がり、より効率良く採用活動を行うことができます。

このように、会社の目的に応じて、効果的にオンライン面接を取り入れることが成功のポイントになります。

オンライン面接で、おさえるべき2つのポイント

オンライン面接を行うにあたって、おさえるポイントは2つあります。

1.オンライン面接に向く職種をおさえる
オンライン面接に向く職種としては、顧客との対応が少ない職種(SEやプログラマーなど)、人材不足で大量採用が必要とされる職種などが該当します。
反対に、営業職のように商談相手とのコミュニケーションが仕事の主体となる職種ではやはり対面での面接が欠かせません。

2.オンライン面接のフローを明確化しておく
前述の通り、直接対面形式での面接と比較すると、オンライン面接ではネットワーク環境に対する不安、コミュニケーション上のリスクが高まってしまいます。
不具合が起きた場合の対応マニュアルや、自社に応じたオンライン面接のフローなどは事前にしっかりと定めておきましょう。

なお、オンライン面接アプリを開発する会社のアンケート調査によると、20代の学生の約70%が「オンライン面接があれば受けたい」と回答しているそうです。上手に取り入れて新しい人材獲得の可能性を広げてみましょう。

関連記事としてこちらも併せてご覧ください

2020年以降「AI面接」が主流になる?できること・できないこと

こんな記事も読まれています