ヘッドハンターの独り言

パスタはトマトソースではなくペペロンチーノを

パスタはトマトソースではなくペペロンチーノを

みなさま、本年もどうぞよろしくお願いします。
2024年を皮切りに大きな災害が起き、日本中が考えさせられることが多い始まりとなりました。大変な思いをされている方々にお悔やみ申し上げます。

今回の災害で安心安全、平和な日常があたり前ではないことを再認識しました。
毎日健康であることや何不自由なく過ごせる日々に感謝をし、1日をもっと楽しく大切に生きていこうと考えさせられる年明けとなりました。

人生一度きりと改めて感じる中、今年のテーマは「わくわくする好奇心をもって毎日を楽しむこと」と設定しました。

きっかけは昨年人生初のヨーロッパ旅行をしたことです。
旅行前は長時間のフライトへの不安、大規模なデモ活動をしていた時期でしたので、治安面での不安、旅行期間中に仕事のトラブルがないか等、楽しみよりも心配する気持ちが大きかったように感じます。

旅行ではイタリア、スペイン、フランスの3か国を訪問しましたが、1か国目のイタリアに到着するとその心配は一気に吹き飛びました。息を吞むような絶景、美味しいお料理とお酒、味わうもの、香るもの、聞くもの、触れるもの……五感をくすぐるすべてのものが、新鮮そのものでした。

その中で、素敵なご縁があり、日本から移住してフランスでシェフとしてご活躍をされている方とお会いすることができました。その方にご活躍の秘訣をお伺いすると、「あたりまえのような話かもしれないですが好奇心をもつこと」と答えられました。

「好奇心」の養い方についてもお聞きすると、難しいことではなく毎日の生活に新しいことを取り入れたり、選択したり、調べたり、いろいろな方に会うことなど、普段の私たちの生活で工夫できることでした。

毎日同じ選択や行動を重ねると、決まりきった古いバイアスや習慣が身に付き、行動の多様性がなく、チャンスが限られてしまうということです。

何においても「新しいチャレンジは大切」とわかっていても、どうしても不確実性をリスクと感じ、未知の体験をどこかで怖がるような傾向をお持ちの方もいかもしれません。

私自身も、不安を感じながら出かけた旅行先で人生観を変えることができ、不確実なことがリスクかどうかすらも、やってみないとわからないと実感しました。

円安の影響でお財布はすっからかんにはなりましたが、当面質素な生活をしつつ、今後も好奇心の先に見える景色を楽しみに過ごしたいです。

最近では、パスタはトマトソースではなくペペロンチーノを、コンビニのおにぎりはツナマヨではなく明太子を、通勤経路を少し違うルートに変えてみること、今まで勇気がなく飛び込めなかったさまざまなコミュニティに顔をだしてみたこと。
小さいことではありますが、今までと違った選択肢を重ね、新しい一歩を踏み出しています。

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