リベンジ転職

皆さんは「リベンジ転職」と聞くと、どんなシチュエーションを想像しますか。
リベンジ転職とは「一度選考を受けてご縁がなかった企業を再応募して、入社を実現させること」を指します。
一昔前は新卒一括採用が主流だった時代。新卒採用で採用されないと、その企業へ一生転職することはできませんでした。しかし、人材の流動化が促進され、多くの企業が中途で人材を募集するようになり、第二新卒や中途採用枠で再び同じ企業へ応募できるようになりました。
求職者に求人をご紹介する際、以前は「新卒の時に受けて落ち、すごく悔しい思いをした会社です」、「新卒時に良い印象がなかった」と言われ、応募を見送るケースもありました。
最近では、「あの時から成長した自分を見て欲しい」、「自分を落とした会社を見返したい」、「やっぱり新卒の時の第一志望の会社に行きたい」とのことで、再び応募する方が増えており、結果内定をいただき、“新卒リベンジ”に成功する方もいらっしゃいます。
同じ話は中途採用市場でも起きており、中途で一度選考を受けてご縁がなかった会社を数年後に再び受けて内定を勝ち取る“中途リベンジ”を実現される方もいらっしゃいます。
求められる人材像が刻一刻と変化する中で、企業側が中途での再応募に関してかなり寛容になってきているのを感じています。
少子高齢化社会で労働人口も減少する中、このリベンジ転職という考え方がもっと浸透していくと、企業が抱える慢性的な人材不足や入社後のミスマッチングが少なくなると考えます。