ゾーン

こちらを読んでいただいている皆さんは「ゾーン」と聞いて何を思い浮かべますか?私の場合、「熱中している、没頭している」状態のことを思い浮かべました。
「ゾーン」についてはあらゆる場で定義されていますが、心理学上では「フロー理論」と呼ばれ、「フロー」=極限の集中状態のことを指します。「何本もゴールが決まり、失敗する気が全くしない」「気が付いたら1時間、2時間経っていた」など、皆さんもスポーツ、楽器演奏、ゲーム、読書など、何らかの活動において一度はこういった経験があるのではないでしょうか。
「フロー理論」を提唱したチクセント・ミハイ氏によれば、フロー状態には「マイクロフロー」「ディープフロー」の2種類が存在し、前者は「一時的」、後者は「長期的」なもので、後者の「ディープフロー」は自分で作り出せるといいます。
その条件は「目標の存在」「適度な難易度」、そして「適度なフィードバック」の3つです。スポーツに例えると、シュートが入る、パスが通るなど、目標に対して成功か失敗かがすぐにわかる環境であることが重要で、その難易度も高すぎず低すぎない、バランスの取れた状況においてフローが起きやすくなるようです。
仕事の場においてこの状態を作り出すことは、ご自身が今置かれている環境では難しい場合もあると思います。それでもその環境を常に追い求めることで、稚拙な表現ですが「ワクワクする仕事」に出会えるのではないかと思っています。
我々からご連絡させていただいた皆さんにとって、「ワクワクする仕事」とは何でしょうか。私は「没頭できる仕事」だと思っています。
みなさんの「ワクワクする仕事」とは何か、それを実現できる環境が他にあるかどうかを知っていただく場として、私たちとお会いいただければ嬉しいです。