小さなノートがもたらしてくれるもの
最近、LOFTで買った手のひらサイズのノートとペンを持ち歩くようにして、考えごとやパッと何かを思いついたときに、ノートに書き留めるようにしています。
書く内容は様々で、テレビで見た美味しそうなレシピもあれば、ぐるぐると考え続けている事柄を書くときもあります。私なりのポイントは、何も考えずに、頭の中に浮かんできた言葉をそのまま書き出すことです。
これを始めてから良かったと思うことが2つありました。
1つ目は、頭の中で考えているだけでは見出せなかった自分の考えや解決策に出会えることです。考えを言語化すると、モヤモヤしていたことでも意外とスラスラと書き出すことができ、自分の思考の歪みにも気づくことができます。そのため、書くたびに「あれ、私ってこんな風に考えてたんだ」と自分で驚くことがあります。
また、人間は1日の思考のうち95%は前日と同じことを考えていると言われていますが、解決策や自分の思考癖を見出せることで、違う視点から物事を見たり、考えたりすることができるようになった感覚を持っています。
2つ目は、自分の考えや気付きを記憶に残しておくことができることです。人間は1日に1.2万〜6万回の思考をしているようです。そう思うと、ふと良いなと思ったことや、気付きが得られたことも、日々の思考にどんどんと埋もれていってしまいますよね。
私はかなり忘れっぽいのですが、「書き留めた」というだけでかなり記憶に残りやすくなり、ノートなので見返すことも容易にできますので、自分の糧になっている感覚も持っています。
※大事なのは、お気に入りのノートを使うことです。持ち歩くのが全く苦になりません。
ノートに書き留めることに似て、人と話す時にも、言葉にすることで自分の考えに気づくことがありませんでしょうか。
私も人材のコンサルタントとして色々な方のお考えや悩みと触れ合いますが、丁寧に皆様のお話を聴くことで、この小さなノートのように、思考の整理やご自身の中での気付きの発見のお役に立てるよう、常日頃精進してまいりたいと思います。