少人数研修はその後の人材育成にも影響する!意外な4つのメリットを紹介

少人数研修はその後の人材育成にも影響する!意外な4つのメリットを紹介

社員にとって研修はOJTを除けば、職場から一時的に離れて「学び」や「気づき」を得られる良い機会です。しかし、一般的な社内研修にあまり効果を感じられない担当者様もいるのではないでしょうか。そこで導入を検討したいのが、対話型の少人数研修です。少人数研修を行うことによって、個々のスキルアップ以外にも多くの効果を期待できます。

今回は、少人数教育で得られるメリットについてご紹介します。

少人数研修で得られるメリットは「積極性の教育」「社内人脈と仲間意識の形成」「業務のマニュアル化」「講師役の上司も学べること」

少人数研修で得られる意外な4つのメリットには、以下のものが挙げられます。

1.発言機会の増加による積極性の教育
2.密なコミュニケーションによる社内人脈と仲間意識の形成
3.情報収集による業務のマニュアル化
4.講師役の上司も学べること

最初に挙げられるメリットは、話す機会の増大による積極性の強化です。
少人数研修では、大人数での研修と比べると、自分の意見を述べたり議論したりといった機会がどうしても多くなるため、自発的に考えを深める機会が増えます。
名古屋大学が学生を対象に行った調査によると、少人数授業と多人数授業の間で特に大きな差が見られたのは「質問や意見の機会」と「時間外の学習促進」であるとしています。そして、「質問や意見の機会」は少人数の方が多くなる効果があるのです。[注1]

少人数研修では、研修参加者同士で、活発に議論をすることによって研修をより自分のこととして捉えることができます。従って、話題のトピックスに関する理解度も高まり、その後の業務でそこで得た学びを活かせる可能性も高まっていきます。

次に、社内人脈と仲間意識の形成です。
少人数で話すことにより、参加者同士のコミュニケーションが密になり、お互いの人柄や考え方をよく知ることができます。
お互いによく知らない者同士の場合は、社内人脈の形成に結びつく可能性もありますし、同じ部署などの場合は、部署の一体感が高まり、社内環境改善などの良い効果に繋がっていくこともあります。

業務体験型・シミュレーション型の研修がある場合は、社員から出た意見やフィードバックから、より実態に即した業務マニュアルなどを作成できる可能性もあります。マニュアル化がなされていない場合は、マニュアル化もできますし、マニュアル化が進むことで、その後の人材育成や業務効率化にも大きな影響を与えます。

また、教える側にとっても少人数研修にはメリットがあります。座学型ではない少人数研修においては、講師がファシリテーターとして、参加者たちの議論を促していきますが、講師もまた参加者たちの意見を聞きながら、様々な意見や考え方を提出して議論を行い、学んでいきます。

講師が上司などの場合は、部下たちの考え方の傾向を把握できますし、普段のコミュニケーションが足りていない場合は、個々人のパーソナリティの把握を通して親睦を深め、信頼関係を醸成する良い機会ともなります。
このように、対話型の少人数研修には、多くのメリットがあるのです。

[注1]中井俊樹「クラス規模は授業にどのような影響を与えるのか」        http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/publications/journal/no6/02.pdf

少人数教育で成果を上げるためのポイントは「事前準備」と「事後の振り返り」

少人数研修②

少人数研修には、多くのメリットがあることが分かりましたが、効果が出る研修を行うためには何が重要となるのでしょうか。
対話型の少人数研修で最も重要となるのは、参加者同士の話し合いです。コミュニケーションが活発化するからこそ、様々なメリットが生まれてきます。そのため、参加者同士が話しやすい雰囲気づくりや参加者同士が話す機会の策定などが必要となります。

また、研修当日だけではなく、普段の業務に活かせるようにするためにも、振り返り研修などが非常に重要となってきます。アメリカの大学で研修効果分析を行っているロバート・ブリンカーホフ教授によると、「効果の出ない研修の要因」は「研修前の要因」が4割、「研修そのものの要因」が2割、「研修後の要因」が4割となっています。[注2]

換言すれば、研修そのものの効果は実は2割しかないのです。いかに研修の事前準備と事後振り返りが重要かよく分かります。

それでは、事前事後の準備では何が重要となるのでしょうか。
一つ重要になるのは、研修の目的を明確化させることです。事前準備で目的を明確化させ、事後の振り返りで達成度を確認します。場合によっては、想定していた通りに運用できたか、学んだことを活かせているかなどをレポートなどで確認することも重要となるでしょう。
効果的な少人数研修のためには、研修の制度設計が重要なのです。

[注2]NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 – 大人の学びを科学する: 数字と物語で評価せよ!:ASTD2008リアルタイム報告                                  http://www.nakahara-lab.net/2008/06/astd2008_5.html

少人数研修の効果的な活用で組織の活性化を

少人数研修は1回の研修に参加する人数が少ないため、必然的に回数が増えたり、研修の制度設計が重要であることから事前準備に時間もかかったりとコストは増えます。しかし、ここまで述べてきたように、研修にはスキルアップ以外にも多くの効果を望める研修方法です。

人材の成長が企業の成長に直結している今、効果的な研修は重要性を増しているといえます。少人数研修などの手法を取り入れて、組織の活性化を図っていきましょう。

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