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LINE@を活用すれば採用プロセスを網羅できる3つの理由

LINE@を活用すれば採用プロセスを網羅できる3つの理由

スマートフォン時代の連絡手段として、LINEは欠かせないツールになっています。このLINEの機能を活用することで、企業の情報発信や面接の予約、質問・相談の受付まですべての採用プロセスを網羅できます。今回は、ビジネス向けのLINEアカウント「LINE@」を採用プロセスに活用する方法について解説していきます。

ビジネス向けのLINE@には無料プランと有料プランがある

LINE@とは、ビジネス向けのLINEアカウントのこと。アカウントに登録申請してくれているユーザーに向けて、情報発信をしたりコミュニケーションをしたりと、さまざまな用途に活用できます。

LINE@には、月額費用が無料のプランと優良プランがありますが、優良プランでも月額5,400円~と、さほど費用をかけずに利用できます。LINE公式アカウントの開設には800万円以上の費用が掛かることを考えると非常にリーズナブルな価格設定です。機能面でもLINE公式アカウントとほぼ同じで、採用活動で利用する「情報発信」「相互連絡・交流」の機能は網羅しています。

LINE@の基本的な機能は、以下の6つです。

*1. メッセージの配信
友達になってくれたユーザー全員にメッセージを一斉配信できます。配信の事前予約も可能です。ただし無料プランでは、一斉送信機能やリッチメッセージ機能が使えず、メッセージの投稿は月1,000回までに制限されています。

*2. タイムライン・ホームへの投稿
不特定多数のユーザーにニュースやお知らせを配信できます。無料プランではタイムラインへの投稿が月4回までと決まっています。

*3. アカウントページの開設
LINEに専用のホームページを持つことが可能です。

*4. 1:1トークによるコミュニケーション
友達登録をしてくれたユーザーとは個別で1:1のトークができます。トークをすることではじめて、相手の名前を確認できます。

*5. ショップカード・クーポンの作成
ポイントカードを作成できる機能です。また、ユーザーにクーポンを配信することも可能です。クーポンの開封数や使用数は管理画面で簡単に確認できます。

*6. 統計情報の利用
友だちの申請数やメッセージの既読数などを確認できます。

LINE@のプランによって、できることの範囲が変わってきますので、採用活動に利用する場合には母集団の数によって有料プランの利用も検討していきましょう。

LINE@を採用活動に取り入れるべき3つの理由

LINE@を採用活動に取り入れるべき3つの理由についてご紹介します。

*1. LINEの利用者数は7,800万人、1日1回以上利用する人が85%
LINEは国内で最も利用されているチャットサービスのひとつ。LINEの調査によると、2018年10月時点で、国内の利用者数は7,800万人、「1日1回以上利用したユーザーの割合」であるDAU/MAU率は85%と、多くの人々がLINEで頻繁にコミュニケーションを行っています。[注1]

*2. 既読確認などを通してフォローも可能
LINE@では、送信したメッセージが既読になったかどうかを確認できます。採用候補者になかなか既読がつかない場合は、入社のモチベーションが落ちている可能性なども読み取れます。このような場合に迅速なフォローが可能となります。

*3. 連絡の工数を減らして採用現場の負担を軽減
従来のメールや採用ナビを利用したやりとりには、それなりの工数がかかります。電話もかけなおしの手間が発生するなど、採用現場の大きな負担となっています。LINE@なら、より迅速かつ効率的に連絡を取り合えるため、こうした工数を減らし、採用現場の負担を軽減することが可能です。

[注1]LINE:2018年12月期第3四半期 決算説明会                  
https://scdn.line-apps.com/stf/linecorp/ja/ir/all/FY18Q3_Presentation.pdf

LINE@を効果的に活用するための採用活動例

最後に、LINE@を利用した採用活動例を見てみましょう。

*メッセージやタイムラインで求人情報を公開
友だち申請をしているユーザーに求人情報をいち早く公開できます。友だち申請しているユーザーはエンゲージメントが高い傾向があるため、採用母集団を形成しやすいメリットがあります。

*1:1で説明会の予約や採用面接の日程調整を行う
採用候補者と1:1のメッセージを利用して、説明会の予約や面接日程の調整ができます。LINEでのメッセージのやり取りは、前述したように工数が少なく気軽に行えます。

*内定者のフォローに活用する
採用候補者の内定後フォローにも利用できます。入社のモチベーションが落ちないように細目に情報発信を行うことや、既読スルーが発生している際には個別にアプローチしていくことが可能です。

*タレントプールとして利用する
内定辞退者との関係性を維持するタレントプールとしても活用できます。
メッセージを通して企業情報や交流会の招待などを行うことにより、エンゲージメントを高め、次回の採用につなげられます。

LINE@を活用してより現代的な採用活動へ

今回はLINE@の採用活動への活用について見てきました。LINE@は採用プロセスを網羅しており、採用活動の効率化にも大きく寄与します。若い人材はLINEでのコミュニケーションに慣れており、またLINE@を利用した採用管理サービスも登場するなど、採用活動におけるLINEのプレゼンスは高まる一方です。より現代的な方法であるLINE@を活用した採用活動へのシフトはアピールにもなるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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