ヘッドハンターの独り言

自分に対しての自分らしさ

自分に対しての自分らしさ

私は金木犀の香りが漂い、少し肌寒いこの季節になると、取るに足らない事について物思いにふけることが多くなります。

先日、仕事の帰り道、どこからかこんな曲が流れてきました。
「アイデンティティがない~ 生まれない~♪」
とてもキャッチーでポップな歌なのですが、私はその歌詞を聞き1時間に及ぶ思索の沼に突入しました。すぐに自分のアイデンティティは何かイメージができず、考えてみることにしたのです。

この言葉を調べると複数の意味が出てきますが、ここでは、【自分が自分に対して思う自分らしさ】とします。個性のような第三者からの評価で定義できるものではなく、あくまで自己認識です。

自分は活発なタイプか?社交性はあるか?温厚か?と性格的な側面や、何が好きで嫌いかといった志向性でカテゴリー分けをして考えることはできても、それを総括しようとすると解像度が落ちてしまい、なんとも腑に落ちません。己を理解することがこんなに難しいものとは思いませんでした。

恐縮ながらこの話に有意義なオチはなく、1時間熟考した結果ですが、明確な答えは出ませんでした。

しかし意図しない副産物もあり、自分に自分を問うような時間を設けたことで、普段使わない脳を回転させたような非常にスッキリとした気持ちになることが出来ました。加えて、何者なのか同定すること以上に、何者でありたいかを意識をし、日々心掛けることが人生において大切なのではないかという気づきもありました。

この記事を読んでくださっている方は、社会人の方がほとんどだと考えます。
日々仕事に家庭と忙しくされていらっしゃることかと思いますが、秋の夜長、たまには、【ご自身】をテーマに物思いにふけってみてはいかがでしょうか。

余談となりますが、結論が出ないことを厭う私は、アイデンティティがない事が私のアイデンティティである、とトンデモ理論を力技で展開し、1時間の脳内論争会を終えました。笑

*サカナクション / アイデンティティ

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