ヘッドハンターの独り言

4年に一度のオリンピック

4年に一度のオリンピック

今年の夏はパリオリンピックをご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
開会式では選手がセーヌ川を船で入場するという斬新な試みもあり、五輪の歴史を表現する華やかなダンスやカラフルな衣装。パフォーマンスはフランスらしさのようなものを感じ、個人的には非常にわくわくした開会式でした。

私は特に夏のオリンピックを4年に1度の楽しみとして、毎度睡眠時間を削って観戦を楽しんでいます。理由としては、自身が20年以上水泳を続け、夏のオリンピックそのものが水泳選手として一度は憧れた舞台だったからです。

もちろん、それは憧れのまま終わってしまいましたが、今までの努力の集大成を発揮する場として、各競技、一人ひとりの選手にとって数々のドラマが生まれる祭典は、いつみても感動と刺激を与えてもらえます。

オリンピックに出られること自体も一握りの選手ではありますが、そこでメダルをとれる選手もまた一握り。叶うかどうかわからない夢を抱きながら、各選手は人生をかけて日々を過ごしていたと思います。

名のない自分が選手だったときでこそ、小学校に入ってから大学卒業までは夏休みやお正月休みをとった記憶がなく、365日練習に明け暮れ、生活のすべてを水泳にかけていました。

いろいろなことを犠牲にし続けて、何年コツコツ努力しても、夢が「叶う人」と「叶わない人」がいることは事実。視聴者として夢や感動をありがとう!という気持ちを感じつつも、やはり結果がすべて。
シビアな世界だと痛感する瞬間でもあります。

そもそもオリンピックの開催目的はご存じでしょうか。

「スポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的」

勝手な憶測ではありますが、「スポーツを通して自分自身の成長が実感できること」これこそが、選手のモチベーションを支えている要素の一つだと感じています。

好きこそ物の上手なれとはよく言いますが、いくら好きなことに熱中して上手になっても、日々の成長や目に見える結果が出ない限り、継続するのは難しいものです。

オリンピックを見るたびに、自問自答します。
自分はコツコツ努力を継続できているか。
成長を実感できているか。

自分自身を見つめなおす祭典として、4年後のロサンゼルスオリンピックを楽しみに過ごしたいと思っております。

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