ヘッドハンターの独り言
優秀な人材と深く向き合うためのヒント
最も重要なのは、正しい問いを立てることだ。
ピーター・ドラッカー
ヘッドハンターとして優秀な人材とお話をする中で、最近この言葉の重みを改めて感じています。
企業からご相談を受け優秀な人材にアプローチする際、「転職を考えていますか？」という直接的な問いよりも、「今後どんなキャリアを描きたいですか？」や「今の仕事でどんな瞬間にやりがいを感じますか？」といった問いの方が、はるかに深い話ができることが多いです。
実際、今すぐ転職を考えていない優秀な人材でも、「自分の市場価値はどのくらいなのか」「他の業界でどんな可能性があるのか」といった問いには興味を持ってくださいます。こうした会話を通じて、単なる転職ではなく、“未来の選択肢”を広げるきっかけが生まれることも少なくありません。
ヘッドハンターの役割は、企業と優秀な人材を繋ぐだけではなく、その人自身がまだ気づいていない可能性や、キャリアの新しい視点への「問い」を投げかけることなのだと、最近強く感じています。
ドラッカーの言葉を胸に、これからも「正しい問い」を立てながら、優秀な人材の未来の可能性を広げるお手伝いをしていきたいと思います。
