まだはまらないピース、向きを変えたらピッタリかもしれない(?)

デール・カーネギーの言葉には、読むたびに新しい発見があります。
前回に引き続き、私の心に残る彼の一節を、今回も皆さまにお届けしたいと思います。
Success is getting the most out of what we have.
「成功とは、足りないものを求めることではなく、今あるもののなかから可能性を見つけ出すこと。」Dale Carnegie
この言葉は、キャリアにも組織にも通じるものだと感じます。
人が力を発揮できる環境が整うとき、組織は自然と成果を上げ、文化を育てていく。採用とは、単に人を補う作業ではなく、企業と人材、双方の可能性を引き出す営みだと考えています。
この仕事をしていると、「もっと上を目指したい」「自分に合う環境で働きたい」と語る方に多く出会います。でも実は、転職とは新しい場所を探すことではなく、自分の力を発揮できる舞台を見つけることなのだと思います。
企業にとっても同じです。採用とは、足りないピースを埋めるのではなく、組織の可能性を広げる出会いであるべきだと感じます。
人の持つ魅力がふとしたきっかけで輝き出す瞬間。その場面に立ち会えることが、この仕事を続ける理由です。