「面白い話をしましょうか。」

この言葉は、あるお笑い芸人がバラエティー番組で放った一言です。
「どんな話だろう?」「聞きたい!」とワクワクしますよね。私も思わず前のめりになったのですが、期待した瞬間にCM……。世の中って、肝心なところで“おあずけ”を食らうことがよくあります。
日常でも同じように「思い通りにいかない瞬間」ってありませんか?
例えば、休日に朝から行動しようと思っていたのに、スマホのアラームが鳴らず寝坊してしまったとき。同じ出来事でも、「今日はもうダメだ…」と落ち込む人もいれば、「ラッキー!いつもより寝られて元気だ」と前向きに考える人もいます。
世間では、前向きに考えられる人の方が“メンタルが強い”と見られがちです。でも、実際はメンタルの強さは鍛えることで決まるのではなく、物事をどう捉えるかの違いだそうです。
最近、元日本代表のサッカー選手と「アハ体験」で有名な脳科学者の先生の対談を耳にしました。その対談の中で、「メンタルの強い、弱いは、捉え方が違うだけです」という言葉がとても印象的でした。
「え、そんな簡単なこと?」と思うかもしれませんが、これが意外と奥深いのです。つまり、出来事そのものよりも、「どう見るか」によって気持ちも行動も大きく変わるということです。
仕事で失敗したときも同じです。
「自分はダメだ…」と落ち込むか、「これで次はミスしないぞ!」「事前準備が足りなかったから、次はもっと練習しよう!」と前向きに考えるか。どちらも同じ失敗なのに、選ぶ“見方”でその後が変わってきます。あなたはどちらのタイプですか?
面白いことに、“強い・弱い”というラベルは、自分で貼っているだけかもしれません。たまには、普段と違う角度から物事を見てみると、意外な自分の強さに気づけるかもしれません。