ヘッドハンターの独り言

タスク・フォーカス

タスク・フォーカス

現在、バレーボールのパリ五輪予選、ワールドカップバレーが開催されておりますが、皆様は「ハイキュー‼︎」という高校バレーを舞台とした漫画をご存知でしょうか。

私の大好きなスポーツ漫画の1つで、読者を奮い立たせてくれるような素晴らしい作品だと思っています。

この作品の終盤、ある選手が試合の重要な局面で、焦りや苛立ち、プレッシャーからミスプレーを連発する場面があります。選手交代を告げられベンチに下がった彼に、監督が「今この瞬間に大切なのは、次の1点じゃないのか」と伝える、このシーンに「タスク・フォーカス」という言葉が登場します。

試合の最終的な結果や対戦相手の行動など自分のコントロールできないことではなく、自分の思考や行動など、自分自身がコントロールできる「今できること/すべきこと」、目の前のワンプレーに集中するということです。彼はこの言葉の重要性を理解し、コートに戻った後は冷静なプレーで活躍を見せていきます。

私はこの言葉に非常に大きな影響を受けました。
これまで人間関係や自分を取り巻く環境など、自分自身でコントロールできないものに頭を悩ますことも多かったのですが、置かれた状況で自分は何をするのが最善かと考えるようにすると、不思議と頭の中がクリアになり、物事を客観的に捉えられる機会が増えたと感じています。

この選手が監督の言葉で気づきを得たように、自分を客観的且つ冷静に見ているのは必ずしも自分自身ではなく、他者であることも多いのではないでしょうか。

キャリアにおいても色々な選択肢がございますが、同僚・家族・友人などから、自分にはない価値観や考え方を聞き視界が開けることもあるでしょう。我々はたくさんの方々の転職シーンに関わってきた身として、何かしらお役に立てることがあるかと思います。お気軽にご相談いただければ幸甚です。

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