2時間58分28秒
『うさぎとかめ』の教訓は、目先のものだけを見るのではなく、自分が目指しているものは何かを考えることが重要であるとされています。
では、ただゴールを目指していれば目標は達成されるのでしょうか? 実際には、そうではないこともあります。大切なのはどのように目指すか、ということです。
私の目標は「サブスリー」でした。サブスリーとは、「サブ・スリー・アワーズ」の略称で、フルマラソン(42.195km)で3時間を切って完走することを指します。市民ランナーにとってサブスリーは勲章であり、私はそのために月に約300kmのランニングを自分に課していました。
昨年末、ついにその目標を達成しました。その大会ではこれまでとは異なる走り方をしました。それは、ペーサー(ペースメーカー)についていくことでした。以前は前をいく集団や自分を追い抜いていくランナーを意識しながらオーバーペースで走り続け、後半になると体力が持たず足を攣って減速するというパターンでした。まさに私は「うさぎ」でした。
しかし、今回はペーサーについていくことで目標を常に意識できただけでなく、適切な時間配分のおかげで最後まで走り抜くことができました。
「かめ」は目標達成の秘訣を知っていたのです!
そして、2024年に向けて私は新たな目標、「サブエガ(2時間50分切り)」を目指しています。