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【プレスリリース】<再雇用(アルムナイ採用)に関するアンケート調査>企業の約7割が「再雇用(アルムナイ採用)を実施したことがある」と回答。再雇用後の職種の1位は技術職。

ニュース&トピックス、プレスリリース

株式会社プロフェッショナルバンク(所在地:東京都千代田区/代表取締役社長:兒玉 彰)は、クライアント企業の経営者、人事・採用担当者を対象に『再雇用(アルムナイ採用)』に関するアンケート調査を実施しました。

再雇用を検討する人材

その結果、約7割の企業が再雇用(アルムナイ採用)を実施していることが分かりました。また、再雇用後の職種で最も多かったのは技術職という結果となりました。

<調査結果詳細>

・企業の約7割が再雇用(アルムナイ採用)を実施

67%が再雇用を実施したことがあると回答しており、採用手法の一つとして多くの企業が実践していることが分かります。再雇用に至った経緯は、「過去在籍社員からの自己応募」が70%と、退職、転職はしたものの、出戻りを希望する人材は数多く存在していることが伺えます。

グラフ:再雇用実施の有無
グラフ:再雇用に至った経緯

・企業の約7割が選考未実施か簡易選考

再雇用する際の選考は、「選考しない」が10%、「簡易選考」が58%と、多くの企業が通常とは異なる採用方法で選考を進めていることが分かりました。また、再雇用での選考では34%が「採用率100%」、48%が「採用率50%以上」と回答。応募以降の展開率は高く、互いを知っているだけに、選考のテーブルに乗る前から合否が決まっているケースも多いと考えられます。

グラフ:再雇用する際の選考方法
グラフ:再雇用における採用率

・最も多いのは技術職の再雇用

退職前と再雇用後の担当職種を比較したところ、95%が同じであることが分かりました。
職種のみならず、業務内容も把握している為に即戦力として活躍しているケースが多いと考えられます。再雇用した社員のポジションで最も多いのは「一般職」(76%)で、再雇用後の職種では技術職が50%と最も多く、営業職(31%)、専門職(27%)と続きました。
専門性高い技術職は、通常採用では満足いく成果を得られない企業も多いため、再雇用でのニーズもおのずと高くっていると考えられます。

グラフ:再雇用した社員は以前と同職種か否か
グラフ:再雇用人材のポジション
グラフ:再雇用後の職種

・再雇用のメリットは「即戦力」が最多

再雇用して良かった点は、「即戦力として活躍してくれた」(35%)や「新たに身に付けたスキルを還元してくれた」(11%)という現場としてのメリットと、「人材不足を迅速に解消できた」(16%)という採用課題を解決できる側面での効果が大きいようです。
一方で、「再雇用に問題や課題がある」と回答した企業は48%と、半数近くおり、再雇用の問題点、課題を分類して比率にすると「既存社員との処遇差、不満の発生」が23%と最も多く、次いで「再退職のリスク」(19%)、「再雇用制度の未整備」(19%)となりました。

グラフ:再雇用して良かった点
グラフ:再雇用における問題点や課題の有無
グラフ:再雇用における問題点や課題

<以下、質問項目「再雇用における問題点や課題」に対する自由回答例>
▼「既存社員との処遇差、不満の発生」の回答例
・退職時の給与より給与を上げて転職をした場合、再雇用時には現年収での希望に当然なる。
・自社で継続して勤務してくれている従業員との賃金・役職等のバランスへの配慮が必要。
・給与や等級などの決定において過去在籍分を、どの程度加味して決定するか。

▼「再退職のリスク」の回答例
・再雇用者は何か問題意識があって退職しており、再度、同じ問題に遭遇した時は、又、退職となるケースがある
・一度辞めた原因があり、同様のリスクがある。
・退職に至る理由が職場への不満であったり、周囲とのコミュニケーションであったりすると、再雇用後に再度の退職を懸念される。

▼「再雇用制度の未整備」の回答例
・仕組化していきたいがそれを担う担当者の手が足りないこと。
・より積極的に運用していきたいが、現状明確な制度やフローがないため、社内認知含め整備していく必要がある。
・処遇の設定においての客観的な基準が未整備となっていること。

▼「既存社員への悪影響」の回答例
・「辞めてもすぐ戻ることができる」という社員の認知は、時にマイナスに働くことがある。
・退職しても戻れるとなると、退職を助長してしまうのではないかという懸念。
・簡単に出戻り可能と認識されると、「条件のいい会社に一先ず転職して、合わなければ戻ろう」という社員が増えそう。

▼「スキル・経験の把握」の回答例
・退職後年数が経過している場合、人柄等がわからないことがある。
・当時のスキル状況しかわからないため、その後にどれだけ成長したのかわかりにくい。
・採用基準にバイアスがかかるのは否めない。過去のポジションと現在のポジションで求めるスキルは異なるので、厳密に見極めないといけないが、甘くなる傾向はある。

▼「アルムナイネットワーク」の回答例
・退職するタイミングで優秀な人材にはExit Interviewなどを通じて「何があったらこの人は戻ってくるか」を把握しておくことが大事。
・退職された方々に、募集をかけている求人の情報、ならびに再入社の可能性があることを周知することが難しい
・再雇用希望者とのネットワーク、働きかけ。募集内容の届け方。

▼「変化への対応」の回答例
・社内ルールや社内風土が変わっているが、前と同じ行動をとってしまう。既存職員が「特別扱い」と思って接してしまう。
・退職前の感覚で仕事をされる点。会社は常に変わってゆくので、それに順応できない点。
・再雇用までの期間が空くと変化に対応できない(以前のイメージから脱却できない)。

▼「社内/在籍社員への理解」の回答例
・経営層(年配層)の理解が浅い。例えば「一回去っていった奴なんて」という認識がある。
・他の従業員に対し、再雇用に関する明確な理由を示したうえで、その理解と納得を得る必要がある。

・再雇用未実施企業の75%が今後検討

再雇用を実施したことがないと回答した企業(33%)に、再雇用の可能性について質問したところ、「可能性はある」(54%)と「可能性が大いにある」(21%)を合わせて75%となり、「戻ってきてほしいと思う社員はいる」(69%)という回答結果からも再雇用への興味や関心の高さが伺えます。

グラフ:再雇用する可能性の有無
グラフ:戻ってきてほしい社員の有無

<調査概要>
調査内容:再雇用(アルムナイ採用)に関するアンケート調査
調査対象:クライアント企業の経営者、人事・採用担当者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年2月9日~2月17日
有効回答数:299名

■株式会社プロフェッショナルバンクについて

2004年より「“働く人”を通じて豊かな未来を創造する」を理念とし、経営や事業課題を解決できるインパクトプレイヤーの「採用の切り札」として企業成長への貢献を行っています。建設・製造・IT・サービス業界における技術職・専門職を中心とした国内最大級のヘッドハンティングサービスと、経営・次世代経営者の人材紹介サービスを中心に、顧問・高度プロ人材の派遣を行うプロインタラムサービスや女性社外取締役の紹介など外部人材の活用サービスを展開しています。

また、組織ごとにエンゲージメント、および組織行動特性を数値化することにより離職防止と組織力向上へ繋げるための改善領域が可視化できる組織診断サービス『TFA (Talent Fusion Assessement )』を有しています。

さらに、グループ会社であるエム・アール・アイ・ジャパンを通じて、世界300ヶ所以上にグローバルネットワークを保有する、MRINetworkを活かして、国内外にグローバル人材紹介サービスを展開しています。

【会社概要】
■会社名 :株式会社プロフェッショナルバンク
■代表者 :兒玉 彰   
■設 立 :2004年8月    
■資本金 :1億円
■所在地 :東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル10階

[経営者と技術・専門職のヘッドハンティング]https://www.pro-bank.co.jp/
[顧問派遣『プロインタラムサービス』]
 https://www.pro-bank.co.jp/komon-prointerim/
[組織診断サービス 『TFA』]https://t-f-a.jp/
[エム・アール・アイ・ジャパン(グローバル人材事業)]https://www.mri-tmg.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
■株式会社プロフェッショナルバンク 広報担当:上田
■電話:03-5501-7854
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