トップタレントが活きる会社

ハードゲームに勝ち抜き、
次世代のイノベーションを創る。

株式会社ホワイトプラス 
代表取締役社長 井下 孝之TAKAYUKI INOSHITA

不可能と言われたインターネット完結型の宅配クリーニングを実現し、急速に会員数を伸ばす「リネット」。アプリで借りられる格安トランクルームの「HIROIE(ヒロイエ)」。これらインターネットとリアルを組み合せた新時代のイノベーションを次々に起こすホワイトプラスは、その可能性を見込まれ2013年にJAFCOから3億円というスタートアップ企業として異例の巨額出資を受けた。同社のビジネスモデルの魅力やイノベーションを起せる要因は何なのか?を井下代表に聞いた。

1兆円市場にもたらしたクリーニング革命

ホワイトプラスが抱くビジネスビジョンとは?

井下 孝之

インターネット領域で「次の時代のイノベーションを創る」ことになります。インターネットが生まれて約20年、ネット上で完結できる革新は出尽くした感があります。一方で、「リアル」に存在するサービスとインターネットを結びつけることは、まだまだ未完結なことが多く、これからも急速な変化を促すことが可能だと考えています。

最初に立ち上げた「リネット」は、インターネット上でクリーニングの依頼をすると宅配会社が取りに来て、わずか2日後に届けてくれるというサービスです。私自身が日常において、インターネットでモノが買える時代にクリーニングは買えないことに疑問がありました。また、週末にクリーニング店まで行き来して、店で待たされる拘束時間が減れば、今より少し人生が豊かなになるのでは?と。

「リネット」は、料金を実店舗より安く、シミ抜きにこだわった高品質を保証しています。速い・安い・品質が良い、そんなクリーニングサービスを初めてインターネット完結にしたことで、その便利さや快適さが反響を呼び、現在約10万人の会員にご利用いただけるようになりました。

クリーニング業界には、市場としての魅力も感じていたのか?

最初に始めるビジネスは、会社の確固たる基盤となる事業が望ましいと思っていました。そのために「市場規模」と事業が軌道に乗った後に低運用コストで安定収益が見込める「ストックモデル」のビジネスを理想としており、クリーニングはその両方を満たすものでした。

ホームクリーニングの市場規模は約4000億円、シーツや制服など法人向けリネンサプライは約6000億円と業界全体で1兆円もあります。また、クリーニングのお店は一度利用したらなかなか変えないものです。クリーニング店を転々とする人はあまり見かけませんよね。つまり、ネットでクリーニングサービスを提供し、一度利用してもらえれば「ストックモデル」になるだろうと考えたわけです。

なぜ他社はインターネット×クリーニングをこれまで行わなかったのでしょうか?

クリーニングは、店舗というサービス業と工場という生産業が一体化されているからです。ネットでの受注後に工場生産するというオペレーションの難易度だけならず、特に店舗のフローはネット化が難しいと言われて来ました。と言うのも、店舗に衣料を持ち込んではじめて料金が分かり、シミ抜きをするかどうかも決まる。対面でのコミュニケーションが必要なサービスだからです。

ハードゲームを勝ち抜く“やりきる力”

難しいと言われたインターネット化をどのように実現されたのですか?

まずクリーニング店を自分たちで開き、システムエンジニアや工場長などと構造を分解しIT化していきました。今思えば、気が遠くなるほどの比較テストを繰り返し、ユーザーに不都合が発生しないようにひとつひとつ検証を行いました。また、試行錯誤の末に低コストでシミ抜きができる手法も見つけたことで、全衣類のシミ抜きを無料で提供できるようになり、対面コミュニケーションからの脱却ができたのです。

インターネット化を実現した社員達は、粘り強そうですね?

井下 孝之

相当粘り強く、いい意味での執念が強いですね。別の言い方をすると「やりきる力」を持っています。リアルのビジネスをインターネットでつなぐということは想像以上にハードです。インターネット完結型のビジネスモデルであれば、ネットだけを見ていたらよいのですが、「リネット」で納品物を提供しているのはクリーニング工場なので、生産側も向く必要があります。時間も労力も倍かかるイメージです。しかも我々はイノベーションを起そうとしているので前例がなく、何もかもが手探り状態で、まさに「ハードゲーム」です。

店舗運営を自ら行い、来る日も来る日も品出し検品、そして品質の検証をしたり、工場に入り浸ってシステムの最適化を行ったり、生産を増やす際には新しい工場を探しに全国を飛び回ったり‥と泥臭く地道な仕事が非常に多く、なかなか成果に結びつきませんでした。それでも、この取り組みがイノベーションへつながると信じてやり続けていると、ある時からふっと事業の成長曲線が急激に上へ向き出したのです。

楽天の三木谷代表の考えに三木谷曲線という論がありますが、まさにそれです。最初は多くの時間を投資するものの、努力に見合った結果が伴わない状態が長く続きます。ただ大半が超えられない“一定の努力の量”を超えると、一気に結果がついてきて急速に成長カーブを描くというものです。当社はその“一定の努力の量”を超えられる力を持っているので、イノベーションへ向けて活き活きと働いているように思います。

ワンランク上の目線でビジネスを捉える

成長をけん引するトップタレントに共通点はありますか?

部長であれば社長目線、マネージャーであれば部長目線と、ひとつ上の視野でビジネスを捉えられる傾向があります。ベンチャー企業はスピードが最重要。そのためにもひとつ上の視線で常に物事を考えて、上長からの指示を待たなくても、「自分が何をすべきか」を判断できるようになっています。また、当社は組織として若く、情熱もあります。それ故に間違った方向に組織が動いていないか?より良い組織にするにはどうすればよいか?など、ひとつ上の目線で組織全体を見る習慣も持ち合せています。

また、過去のキャリアを活かすのが上手いのも当社トップタレントの特徴です。当社は、主体性を持って自ら仕事を作り出すことの多い会社です。取り組みたい良い仕事があるなら、率先して実行できる環境です。例えば、当社のマーケティング担当は前職でのテレビ制作経験を活かし、TV界や芸能界を通じたマーケティング展開を積極展開し、最終的には当社のテレビ番組までつくりました。これは一つの事例ですが、やはり活躍している方々は、目的達成のために、自らを活かす仕事を創り業務やサービスの改善を図る、仕事に対する主体性がとても強い方々です。また常に主体的に動く必要があるために「そもそも?」「なぜ?」「どうやったら?」と徹底的に考えぬくため、論理的な思考力も強い傾向にあるようです。

ベンチャーキャピタルからの出資で事業が加速

JAFCOからの3億円の出資は御社のビジネスをどう変えましたか?

3億円の資金を得られたことは、サービスをあるべき姿へ向かわせることに大きく前進しました。大きな変化は3つあり、まずは資金を投じて提携パートナー企業様と新たな生産ラインをつくって「リネット」のお届け日数を5日から2日に短縮させることに成功しました。

次にプレミアム会員という制度を導入し、月額300円払うことでクリーニング料金を最大50%オフにしました。中長期的には月会費が安定収入となり収益基盤をより強固なものにしてくれますが、導入期は利益が減るので、大きな資金がなければ体力的に持たないモデルチェンジでした。

最後にPRの質も量も上げて認知度を上げるようにしました。これら3つが相まって、会員数の伸びはさらに加速しています。現在約10万人の会員数は、将来的に最低でも300万人以上には達する見込みです。

「リネット」以外で代表的な事業を教えてください。

「HIROIE(ヒロイエ)」というアプリ完結型の収納スペースサービスが代表です。郊外の安い土地を活用し、都心の半額ほどの料金で収納スペースを借りられるサービスです。荷物の管理はアプリ上の写真で行い、梱包を含めた集荷もスマホから簡単に発注できます。都会の狭い住居事情を低料金で簡単に解決することを可能にしました。収納スペースの市場は国内400億円ですが国内では数少ない成長市場です。「リネット」に次ぐイノベーションとして「HIROIE(ヒロイエ)」も広がりつつあります。

今後の課題は?

井下 孝之 経営陣含めてもう一段上の領域に上がりたいですね。具体的には、ひとつひとつの施策の精度を上げて、収益性も上げていきたい。そのために既存社員の研さんだけでなく、優秀な人材をさらに採用して会社の視点をより高く上げていきたいと思っています。私たちは、インターネット領域で次の時代のイノベーションを本気で起こそうと思っています。次のイノベーションを起すことは簡単なことではありませんが、「ハードゲーム」を勝ち抜き、事業が急成長していく体験を何度も味わいながら、世の中により良い生活スタイルやサービスを提供し「未来のあたりまえ」をもっともっと生み出していきたいと思っています。

記事一覧

  • タテ×ヨコ、無尽の裁量権が<br />才能の最大化を呼び起こす。
  • 現場主義の戦略がもたらす<br /> 「日本が変わる」実感。
  • 最短距離でのゴールを目指す<br />事業創造のメカニズム。
  • 多様な専門家の知が集結するから世界一難しい案件でも手掛けられる。
  • 多くの事業家たちで<br />未整備な市場を切り開く。
  • ハードゲームに勝ち抜き、<br />次世代のイノベーションを創る。

各種ご質問、エントリー(無料)はこちら

  • よくある質問
  • エントリー(無料)

お電話でのお問い合わせ

0120-264-552受付時間:月~金/8:00~20:00
トップへ戻る