Value upは企業経営そのもの

先日、「ハゲタカ」の芝野健夫(TVでは柴田恭兵が演じてた)のモデルとなったと言われる越純一郎さんのお話を伺う機会がありました。

越さんは日本興業銀行で22年間勤務。
日米で十余年にわたりM&A、企業間提携アレンジ、プライベート・エクイティ・ファイナンスなどを実践されてきた企業再生の第一人者です。

お話の中では事業投資について、中でもValue upに携わる人材像についてのお話が印象的でありました。

投資(TA投資/PE投資/VC投資)の流れは、1.買収・出資 → 2.Value up → 3.Exitとなりますが、この一連の投資事業の成功の要諦はやはりValue upにあります。
買収・出資とExitは極端に言えば「手続き」に過ぎない。
そして要諦であるValue upは「企業経営そのもの」である、とのことであります。

一連の事業投資を100と見た場合、Value upのフェーズは70%のパワーが注がれる必要があるということであります。

Value upは「企業経営そのもの」ということで、実はValue upのフェーズでの人材の依頼は、弊社には多く寄せられるものであり、得意としている領域でもあります。

具体的には、企業経営の経験者、事業再生の経験者などが求められます。

こういう時の依頼主は、投資元であるファンドからの依頼が大半でありますが、求める人物要件で多いのが、投資先の事業の「業界経験者」を迎えたいというものであります
至極当たり前のように思われますし、我々もその観点で人材を探すことが多々あります。

がしかし、越さんに言わせれば、これは(お決まりのように業界経験者を求めることは)、とてもナンセンスなことであると・・・。

Value upは「企業の経営」そのものであり、業種の経験は全く関係ない、問われるのは、あくまでも「経営能力」だ、と言い切られておりました。

海外のファンドでは、同業界の経験者を必要要件として求めてくることは
あまりないそうであります。
一方、日本のファンドでは「業界経験者」を求める傾向があるとのこと(確かにそうです・・・)。
これは、海外のファンドに比べて、日本のファンドは、どういう人材が適しているかを
見極める力が弱いことにあると。だから、業界経験者であることに、それだけでもって出来るだろうと判断してしまいがちになっている傾向があるそうです。

「問われているのは経営能力」、「業界経験は関係ない」。

Value up対象の企業の課題がどういうもので、それを解決するための経営能力を備えた人材はどういう人なのか、この観点で我々は人材と向かい合い、良いマッチングに繋げて参りたいと思います。

そして、我々がご紹介した人材の活躍により、企業のValue upが成功すればこの上ない喜びであります!


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