若干、遅ればせながらではありますが、
今をときめくアートディレクターの佐藤可士和さんの
「佐藤可士和の超整理術」を読む。
佐藤さんの手掛けた仕事は、
ドコモ、キリン極生、スマップ、ホンダステップワゴン、
ユニクロ(ニューヨーク店)等、大きな話題を集めています。
アートディレクターというと、
無から創造的なイメージを作り上げていくといった
アーティスティックな仕事と思われがちですが、
実はそうではなく、クライアントとの綿密なコミュニケーションを
重ねることで答えを見つけ、それを的確に表現していくことだと言う。
つまり、クライアントのニーズや実態を整理し、
その本質を捉えることが何よりも大事な仕事ということになる。
ちなみに、その方法は、次の通り。
まず、情報を洗い出し→その情報を並べ替え→プライオリティをつける
→そして、因果関係を明確にし、本質を見つけ出す
→それから、本質に対して課題を設定するという流れ。
伝えたいべきことは、クライアントが持っているというわけですね。
実はこれはキャリアコンサルタントの仕事にも多いに通じるところが
あると感じます。
キャリアコンサルタントもキャンディデートや求人企業の状況を確認することから始まり、その人や企業(もしくはポジション)が持つ本質を探ります。
キャンディデートに対しては、
これまでの仕事内容や仕事に対するスタンス、
そしてこれから目指すべきビジョンや諸希望等を把握し、
仕事にまつわる考えを整理のうえ、
核となるところを把握する(同時にキャンディデート自身にも自覚の一助となる)。
求人企業に対しては、
ポジションの業務内容、組織構成、
必要とされるスキルや期待するマインド、
更には募集の背景から必要とする人材の加入によりどういう効果を求めているのか?
など、採用の意図と狙いまでを把握する。
ただ、実際、採用の現場を日々見ていると、
せっかく、良いキャリア、スキル、考え方を持っているのに、
(一方、求人企業として、採用の意図や狙いがあるにも関わらず)、
両者の自身(もしくは自社)についての整理ができていないことにより、
面接の場で、お互いが表現しきれないうちに終わり、
ご縁に至らないケースが多々あったりします。
逆を言うと、あと一歩、それぞれが、自身の思いや情報を伝えることができれば、良いご縁に成就するケースも多く見受けられるのです。
そう言う意味で、本来、ご縁となるチャンスが見えているものは、
是非とも成就に至って欲しいと、私自身、強く願っております。
わずかなポイントでのお互い理解のすれ違いを防ぎ、
良いご縁をサポートできるよう、今後も日々取り組んで参りたいと思います。













