プロダクト・ライフサイクル(PLC)

マーケティグの製品戦略でプロダクト・ライフサイクル(PLC)がある。
製品や事業も私たち人間と同じで、オギャと生まれ育ち、色々なことがあり頂点を迎え衰え、そして死んでいくというライフサイクルがある。このようにPLCは導入期→成長期→成熟期→衰退期の4つのステージがあり、それぞれで方針、打つ手が異なってくる。

私は成熟期の製品戦略が特に難しいと思っている。この時期は、売上高S字カーブが収斂してくるのがサインで、まだまだ伸びそうと思いがちなところを見誤らないようにしなくてはならない。成熟期を迎えた車種においては、各社様々な手を打っているが、三菱ではある時期、異業種企業とタイアップした多くの特別仕様車を投入した。各種媒体での話題喚起を図りながら、競合他車との差別化、市場でのインパクトを狙った戦術だった。

例えば、シャリオ“ロス・アンデス”。この車は大手スポーツメーカーのミズノ株式会社とタイアップした4WDスキー仕様車。ミズノ社のスキー最新モデル「ロス・アンデス」のロゴとイメージカラーをデザイン化し、THULE製ルーフバッグを搭載したスポーティな外観。内装は防雪、防水に配慮した装備とした。地域性もあるので150台限定でシーズンに合わせて発売し、店頭演出やミズノ社とのタイアッププロモーションを展開した。
結果は、車の楽しみ方を訴求する異業種タイアップが初めての試みだったことが一部マスコミで評価されたが、7年目を迎えた車では市場インパクトは限界があった。しかし、このタイアップの開発を通じて、2代目シャリオフルモデルチェンジ車のメーカーオプションや純正部用品の開発に効果があったと思っている。

80年代?90年代の数多く投入した特別仕様車の教訓から、自動車メーカーはクルマのPLCが短いという判断をし、各社多機種を開発している。そして各モデル共早い時期に市場インパクトのあるバージョンを投入する方向に向かっている。
昨今新車が売れなくなっているので、益々新型車やフルモデルチェンジ車が投入されてくるだろう。私はより低価格のハイブリッド車や電気自動車、水素エンジン車・・・e.t.c、環境に優しく、ワクワクする、ドラマチックなクルマの登場を期待したい。

好きな言葉。  企業が欲しい人材(その4)

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