プロねた。
Vol.091

100年続く企業の特徴とは?

2014年11月12日
担当
福良 英基

「この転職を最後の転職にしたいと思っている。」

そう言って転職相談に来られる30代半ば以降の方は結構多い。1度、2度転職に成功していても、年を重ねるに連れて求人が少なくなることを理解したうえでの決意表明だ。そうであれば、転職先の企業は定年するまで存続してもらわなければならない。その為に100年以上続く長寿企業の特徴を把握しておいて、どの企業なら潰れないか?を研究するというのもひとつだろう。

帝国データバンクによると、現在、創業100年以上続く日本企業は2万7355件あるそうだ。年商別の規模でみると「1億円未満」が1万1,361社で全体の約42%を占める。小規模でも長生きできる企業は意外にも多い。一方で全体の1.1%ながらも「1000億円以上」の企業も294社あり、大企業でも長期にわたって存在できることを証明している。

さて、規模の大小問わず長寿企業に見られる特徴を財務面から見てみると、ふたつあるようだ。ひとつ目は自己資本比率が全ての企業の平均より7.94ポイントも高い。つまり、返済不要の資本を元手に事業を行っているため経営が安定しているわけだ。

もうひとつは、営業利益率より経常利益率が1.27ポイント上回っていることだ。これは、全体平均の3倍ほどとなっていて、長寿企業は本業で稼いだ営業利益よりも経常利益の方が多い傾向にある。つまり、保有株式や土地・建物などの資産を活用して本業以外からもしっかりと稼いでいるようである。

このように長寿企業は借金が少なく、本業以外でも収入源がある企業が多いということである。老舗企業でなくても優良企業を見極めるポイントに等しいのだが、転職の際にこの二つを満たす企業を見つけることができたなら、「定年まで安泰」という可能性は高まるのではないだろうか?

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