プロねた。
Vol.080

お金の重み

2013年06月04日
担当
福良 英基

株価は乱高下で円も揺れ動き、梅雨入り以降のアベノミクス相場は米国情勢と国債の値動きに翻弄されている感じがしますね。ファイナンスに投じるお金の重みは、財布の中にあるお金の重みとは何となく異なる気がして、時流に乗ろうと普段は使わない(使えない)大金を投資した多くの人が泣き笑いした。そんな数日だったような気がします。

さて、ファイナンスで行き交うお金はもちろん、大きな買い物をする時の為に今どき現金を持ち歩くという人はいないでしょう。一昔前は多くの買い物が現金だったわけで、大量の紙幣を持ち歩きたくないという背景から、1984年の新紙幣発行に際して、最初の大蔵省の案では、十万円札が聖徳太子、五万円札が野口英世、一万円札が福澤諭吉となる予定だったそうです。その後、十万円札と五万円札の発行が中止されたため、一万円札の福澤諭吉が最高額紙幣の人となったわけです。現在となっては10万円札があっても使う機会がほとんど無いでしょうから、金融システムの発達を見込んで?発行中止をジャッジしたのは賢明だったのだなと思います。10万円札が現実にあって、財布に何枚か入っていたら、その重みは大したものだったのでしょうね。

手にしないお金の価値は、現金よりも23%軽く感じるそうです。だからついつい支出が増える。これはあるカード会社の調査結果。現金よりも軽く感じる実態のないお金が流れ込む、期待先行で実態がないと言われる今の株式相場が、日本経済の強さに裏づけされた本当の相場に早く移行して欲しい。そう思う人は多いのではないでしょうか?

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